オーニングは日よけや雨よけのこと

オーニングは、ヨーロッパ発祥の窓に設置する日よけや雨よけのことです。

日本でも広く普及しており、小さな窓はもちろん、ウッドデッキがある掃き出し窓に設置するご家庭も増えました。

テラス屋根と大きく違うのは、可動式であることです。お天気や日差しの角度に合わせて、伸ばす長さを調整できます。

オーニングでウッドデッキがワンランク上の空間に

オーニングはキャンバス生地を使用するため、デザインがとても豊富です。

北欧風デザインや、シンプルな一色のもの、布の厚みや質感も様々で、オーニングによってウッドデッキの表情も大きく変わります。

オーニングの下にテーブルセットを置けばカフェ風に、花を集めればフラワーショップのような空間も作れるでしょう。

屋根ができることでプライベート感も増し、ウッドデッキがより特別な空間になります。

ウッドデッキに合うオーニングの種類

オーニングは設置方法によって3つの種類に分かれています。設置場所・使用用途に合わせて選びましょう。

【自立式（独立式）】
壁面を使わずに柱を立ててオーニングを固定するタイプです。

壁の強度が足りない場合や、壁から離れた場所にオーニングを設置したい場合などに使われます。

パーゴラタイプ・左右に広がる両翼タイプ・2本の柱で支えるひさしタイプなど、独立式の中にもいろいろなデザインがあります。

【壁付式】
家の外壁に取り付けるタイプです。

柱が不要なため、ウッドデッキの広さを維持したまま取り付けられます。

伸ばした後も高い位置で支えるため、視界を一切遮りません。ウッドデッキに特におすすめのオーニングです。

【スクリーン式】
壁付式と同様に、壁面に設置するタイプです。

壁付式との違いは、伸ばした後に手すりや地面に、フックを使って固定する点です。設置が簡単ですが、引っ掛ける部分がないと採用できません。

家の中の様子をわかりにくくできる

空き巣をはじめとした侵入者は、ターゲットにした家の中の様子を細かく偵察します。

何時頃に留守になるのか、窓はどこにあるのか、間取りはどうなっているのか、人がいるかなど、外から家の中が見えることで伝わる情報は多いです。

そうして伝わってしまった情報は、すべて犯罪者の利になります。

ウッドデッキに目隠しフェンスを設置すれば、偵察を防ぐことが可能です。

犯罪者は「住民と鉢合わせ」という大きなリスクを背負うことになるため、ターゲットから外れる可能性が高まります。

侵入・逃走経路を絞り込みやすい

目隠しフェンスがあることで、犯罪者の侵入・逃走経路をある程度絞り込むことができます。

フェンスがなく入り込みやすい経路に、監視カメラやセンサーライト、防犯砂利などを設置すれば、犯罪者はフェンスを乗り越えるか、視認されるリスクを負って侵入するしかなくなるでしょう。

身を隠したいという心理が働く犯罪者に狙われにくくなります。

防犯意識が高い家だと思われやすい

目隠しフェンスが防犯対策になるという事実は知られており、犯罪者もその知識を持っています。そのため、目隠しフェンスがウッドデッキや外壁に設置されている家は、防犯意識が高いと思われやすいです。

目隠しフェンス以外にもカメラやアラーム、番犬など、ほかの防犯対策をしている可能性があるため、わざわざその家を狙う必要性が下がります。

最大の防犯は、退けることではなく、そもそも狙われないことです。目隠しフェンスがあれば、犯罪者が避ける家になりやすくなるでしょう。