価格

ウリンとイペはどちらも高級木材ですが、相場ではイペの方が20％ほど割高です。

コストを抑えたい場合は、ウリンを選んだ方がよいでしょう。

耐久性

ウリン、イペ共に耐久性は高いですが、どちらも同じぐらいの耐久性です。

一般的な耐用年数は、ウリン・イペともに30年程度です。耐久性以外の項目で比較して選ぶのがよいでしょう。

安定性

形状安定性、寸法安定性はイペの方が若干上回るといわれています。

曲がりや狂い、ねじれなどが少なく、よりきれいなウッドデッキに仕上がります。

加工性

ウリン、イペともに重硬な木材のため、加工には電動工具が必要です。

なお、セランガンバツは大木なので、大きなサイズの木材を使うことも可能です。

色

イペは黄褐色、ウリンは褐色をしています。

経年劣化すると両方とも銀白色になりますが、イペはすっと色が抜けるのに対し、ウリンは徐々に黒ずんだ後に銀白色になります。

注意点

イペの木粉は、まれにラパコールに反応しかゆくなる人がいる場合があります。

一方、ウリンは雨水や湿気の影響で、赤茶色のアクが出て土間を汚すことがあります。

イペにもアクは出ますが、色は焦げ茶色で、一気に出るというよりも長期間にわたってじわじわとにじみ出てくるため、ウリンよりもアクが目立ちにくいといわれています。

以上、ウリンとイペの特徴やメリット、デメリットを比較しながらご紹介しました。明確な違いがあるのは価格と耐久性、色、注意点の4つです。

基本的にウリン、イペともに耐久性や安定性に長けており、大規模な公共工事などにも用いられている信頼性の高い木材です。

ウリンはイペと耐用年数が同等だが、コストも安いところが特徴ですが、イペはサイズ幅が広く、アクが一度に出にくいという利点があります。

どちらを選ぶかは、ウッドデッキ材に何を求めるかで異なりますので、自分のニーズを明確にしてから木材を選ぶことをおすすめします。

1．塗装は組立前に行う

ウッドデッキの組立後に塗装すると、木材と木材の継ぎ目などの塗装が難しく、ムラのある仕上がりになってしまうおそれがあります。

ウリンやイペに塗装するなら、ウッドデッキの組立前に行うようにしましょう。

2．塗装前に表面をきれいにする

ウッドデッキ材の表面にささくれや汚れがある状態で塗装すると、凹凸ができて不自然な仕上がりになりがちです。

特にイペの様なハードウッドはささくれが多少出やすい傾向にありますので、あらかじめ表面にやすりをかけてきれいにしておきましょう。

ハードウッドは硬いので、やすりは100～200番くらいを使用するのがおすすめです。

やすりで表面を整えたら、ほうきなどで木粉を除去し、雑巾などでさっと汚れを落とした後、十分に乾かしてから塗装を開始します。

3．屋外木部用の塗料を使用する

塗料にはいろいろな種類がありますが、ウッドデッキ材の塗装には屋外木部用の塗料を使用しましょう。