ウリンの高い耐久性の源になっているのは、ポリフェノールと呼ばれる成分です。

ポリフェノールは植物の苦みや渋味、色素のもとになる成分で、人体には無害ですし、それ自体が木材の耐久性や耐水性に影響を与えることはありません。

ただ、ポリフェノールは水に溶けやすい性質を持っており、雨水や湿気の影響を受けると、茶色っぽい樹液（アク）が出てきます。

これが土間の部分に流れると、赤茶色のシミがくっきり残ってしまう場合があります。

前述のとおり、ウリンそのものの性能に悪影響を及ぼすものではありませんが、赤茶色のアクは非常に目立つため、外観が悪くなる原因となります。

雨が降った日や、湿気の高い日などは、必ずと言っていいほどアクが出てきますので、土間が汚れたときのために、あらかじめお手入れの準備を行っておきましょう。

ウリンのアクは時間が経過するか、中性洗剤を使えば落とすことができますが、少しでもアクを除去する手間を省きたい場合は、セランガンバツを使用するという方法もあります。

セランガンバツもウリンと同じハードウッドの一種ですが、ウリンよりも供給が安定しているため、より安価なコストで購入することができます。

耐久性もウリンには及ばないものの、必要十分な強度・耐久性を備えているため、ウッドデッキ材として多用されています。

セランガンバツもウリンと同じく、雨の影響でアクが発生しますが、ウリンよりはアクの量が少なく、長期にわたってじわじわとにじみ出てくるところが特徴です。

また、アクの色も焦げ茶色なので、ウリンの赤茶色のアクに比べると見た目があまりきつくありません。

ウッドデッキ材のアクが気になるなら、ウリンだけでなく、セランガンバツも候補のひとつに加えてみるとよいでしょう。

ウッドデッキ材に使われるウリンは、雨水や湿気の影響を受けると、赤茶色のアクが出てきます。

アクは酸性なので、塩素系漂白剤などアルカリ性の洗剤を使えば汚れを落とせますが、こまめにお手入れするのが面倒なら、ウリンよりもややアクの出にくいセランガンバツを使用するのもおすすめです。

セランガンバツは低コストながら耐久性が高く、かつ環境にも優しい木材なので、良質なウッドデッキ材をお探しならぜひ候補に加えてみましょう。

株式会社エイチユー丸八では、大人気のウッドデッキ材「ウリン」のほか、低価格帯の種類で人気のセランガンバツも販売しております。

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