腐りにくいウッドデッキ材を使う

腐りにくいウッドデッキを作るには、木材選びが大切です。木には様々な特徴があり、耐水性が高く腐りにくい種類もあります。

• ウリン（アイアンウッド）
• セランガンバツ
• イペ
• エコアコールウッド
• ヒノキ

これらは腐朽性が高い木材の一例です。こうした木材を選ぶことが腐りにくいウッドデッキには欠かせません。

ほかにも水に強く腐りにくい木材がありますので、予算や好みに合ったものをぜひ見つけてください。

日当たりと風通しを考える

日が当たらず、空気が流れない場所はカビが繁殖しやすく、木が腐りやすくなります。

ウッドデッキを作るときは、日当たりや風の通りを意識したデザインと高さにすることも重要です。

パッキンを使う

ウッドデッキの基礎はモルタルを敷くことに加えて、パッキンも噛ませましょう。地面に近い柱や階段はどうしても腐りやすくなります。パッキンで少し浮かせておけば、湿気が抜けやすくなり、腐朽性を高められるからです。

ビスはステンレスを選ぶ

木製にこだわりたい場合はホゾ組をしたいところですが、どうしても複雑な継ぎ目は腐りやすくなってしまいます。

腐朽性を優先する場合は、少し価格は高いですが、錆に強いステンレスのビスを使うようにしましょう。

ウッドデッキに防腐塗装をする

耐久性と腐朽性を高める防腐塗装も有効です。全体に2回～3回しっかりと塗装を行うとよいでしょう。

特に地面から近い土台の部分と湿気が溜まりやすい根太は、入念に防腐塗装をしてください。完成すると見えなくなってしまいますが、そうした目立たない部分から腐ることが多いです。

メンテナンスのしやすさを考えてつくる

天然木を使ったウッドデッキは、メンテナンスのしやすさも大切です。

• 1年～3年に1回は塗装を塗りなおす
• 年に1回高圧洗浄する

この2つをするだけでも、ウッドデッキの見た目と耐久性を維持しやすくなります。それを踏まえて、広さや電源との距離を考えた、メンテナンスのしやすいウッドデッキを作ることが大切です。

基礎作りで守るべき3つのポイント

基礎を作るときは、以下の3つのポイントをしっかりと守りましょう。耐久度や見た目に大きく影響します。

• 基礎石を水平に置く
  基礎石が水平に置かれていないと、その上に建つ柱も傾いてしまいます。水平器を用いて水平に設置しましょう。
• 基礎石の高さを揃える
  基礎石の高さが違うと、柱の長さが揃っていても高さにずれが生じます。手作り感が強くなってしまうため、基礎石の高さはすべて統一しましょう。
• 基礎石の位置は正確に測る
  基礎石の位置がずれていると、ウッドデッキが完成したときに歪んでしまいます。平行・垂直の位置になるように正確に測って設置しましょう。

下地によって基礎の造りを変える

ウッドデッキを設置する場所の下地（土）の状態も重要です。固さに合わせて突き固め、その上で基礎石を設置します。

掘れる程度の土掘ってから砕石→モルタルの順で突き固めて基礎石を設置する

固い土砕石を敷いてから基礎石を設置する

コンクリート土間ゴムシートを敷いてから基礎石を設置する

基礎石の下をしっかりと突き固めることで、地盤沈下を防止できます。下地が柔らかい場合は、十分に締め固めてください。

基礎作りの流れ

上記のポイントを意識した上で、以下の流れで基礎作りを進めます。

1. 支柱を立てる場所を決める
2. 地面を掘って砂利や砕石で突き固める
3. モルタルを入れて基礎石を設置する
4. 掘り出した土を戻す
5. 基礎石の上に束柱・根太を設置していく

土が固い場合はモルタルを使わずに、土だけで固めても問題ありません。

スペースがある場合は、根太を先に組んで仮置きし、それに合わせて基礎石の場所を決めてもよいでしょう。