DIYは「Do It Yourself」の略

ホームセンターや100円均一でも見かけるようになった「DIY」という言葉。もともとは「Do It Yourself」という英語からきています。

日本語に訳すと「自分でやってみよう」や「できることは自分でやる」という意味です。

実はDIYという言葉が生まれたのは、第二次世界大戦の直後のロンドンだとされています。

壊されてしまった街を、市民が自分たちで復興しようと掲げたスローガンが「DIY」でした。意外と深い歴史がある言葉なのです。

日曜大工は作業そのものを指す

DIYとほとんど同じ意味で使われているのが「日曜大工」という言葉です。本職の大工ではない人が、休日に木工や工作を行うことを指します。

DIYが自分で作るという精神を表すのに対し、日曜大工は作業そのものを指しているのが大きな違いです。

趣味を伝える場合は「趣味はDIYです」よりも「趣味は日曜大工です」の方が正しいです。とはいえ、ものづくりとしての意味が浸透していますので、DIYが趣味だと伝えても問題はないでしょう。

DIYは無限大

日本ではあまり見かけませんが、DIYという表現は、とても幅広く使われています。「自分たちで作る」という精神を表すため、自作するものすべてに使えるからです。

音楽や本、ゲームなどの自主製作にも使われることがあります。

もちろんウッドデッキや机、椅子などの家具を作ることもDIYです。

Do It Yourselfの気持ちで作り出すものすべてがDIYなわけですから、DIYで作れるものは無限大です。

目的に合わせて高さとデザインを決める

ウッドデッキフェンスにはいろいろな高さとデザインがあります。まずは作る目的を決めましょう。

目隠しを目的とするなら、壁のように横板をはったデザインが適しています。高さも外からの視線が気にならない、隠したいものが隠れる高さが必要です。

植木を掛けることや、落下防止を目的とするなら、800mm～120㎜程度がよいでしょう。

高さに合わせて柱の厚みを決める

フェンスが高いほど、それを支える柱の負担が大きくなります。高いフェンスを作る場合は、柱も負荷に負けない厚みのものを選びましょう。

柱の厚みは以下を基準にすると安心です。

柱と柱の間は芯々で1000mm～1200mm以下だと強度が保てます。風が吹くと柱にかかる力も大きくなりますので、危険がないようにしっかりとしたつくりにしましょう。

ウッドデッキフェンスの基本的な作り方

ウッドデッキフェンスは、基本的に以下の流れで作ります。

1. フェンスの高さを計算に入れて、長く伸ばした柱を立てる
2. ウッドデッキの基礎や床部分を作る
3. 横板を予め伸ばしておいた柱に貼っていく

最初から柱をフェンスの高さに合わせて長く作ることで、とても簡単にフェンスを作ることが可能です。

フェンスを後付けしたい場合は、外側に支柱を立ててフェンスを作る方法や、ウッドデッキ本体に固定する方法があります。

しかし、いずれも強度・見た目共にあまりおすすめできません。また、天然木を使っている場合は、後から継ぎ足すと色味や風合いが変わるため、ちぐはぐな印象になってしまうこともあります。

できるだけフェンスは最初から設計し、ウッドデッキ本体と一緒に作るようにしましょう。