エコアコールウッドが取得したAQ認証とは、優良木質建材等認証（Approved Quality）の頭文字を取った略称です。（※注1）

公益財団法人　日本住宅・木材技術センターによる木質建材等を対象にした認証制度で、学識経験者等で構成される審査委員会による審査を経て、認証する仕組みになっています。

AQ認証制度が設けられた理由は、木質建材を適正に評価することで、良質な製品を市場に流通し、消費者のもとに提供することです。

JAS規格に規定されていない新しい木質建材は、たとえ良質な製品であっても、客観的な評価がないと市場で流通しにくいのが実状です。

AQ認証では、第三者機関が一定の審査基準に基づいて、客観的に木質建材を評価することで、安全性・居住性に優れた製品の提供を実現します。

なお、AQ認証の対象となるのは素材、集成材、合板等の木材、その他複合材料を含む木質材料等を用いて製造され、品質性能評価基準が定められた品目に該当するものです。

認証にあたっては、以下の項目が審査されます。（※注1）

• 品質性能評価基準への適合性
• 製品の品質管理等製造状況と品質の安定性
• 需要者等からの苦情等への対応措置

これらすべての項目において、一定の基準を満たしていなければAQ認証を取得することはできません。

エコアコールウッドは、優れた耐久性・耐候性に加え、割れにくい性質や環境にやさしい無毒性などが高く評価され、「樹脂処理保存処理木材」および「樹脂処理屋外製品部材」として、平成18年にAQ認証を取得しています。

製品自体がAQ認証を取得するのは業界初で、第三者機関から高く評価された木質建材として注目を集めています。

※注1：公益財団法人　日本住宅・木材技術センター「優良木質建材等認証」

AQ認証を取得したエコアコールウッドの品質基準は非常に高く、耐久性、耐候性、防虫性に優れているのはもちろん、安定性や加工性にも長けています。

毒性のある薬剤の溶脱がなく、木材を細部壁レベルで樹脂化することによって腐朽菌やシロアリに強い性質に変化させるので、場所を問わず安全に使用することができます。

また、従来品に比べて経年劣化しにくく、屋外で20年近く使用し続けても、健全な状態をキープしていたという実例も報告されています。

長期にわたる耐久性の高さは国や自治体からも認められており、世界文化遺産である厳島神社の補修工事にも採用された実績があります。

さらにシロアリだけでなく、水中に生息するフナクイムシに対する耐性もあり、陸地から水中まで、幅広い用途に使えるところも大きな特徴です。

一例を挙げると、神社や仏閣、城などの建築物や文化財、空港施設や美術館、体育館、学校といった公共施設、木杭や人工魚礁などの土木部材の材料、住宅のデッキ材や柱、外壁材などに用いられています。

エコアコールウッドは、一定の品質性能や安定性などの基準を満たした木質建材を認証する「AQ認証」を取得した高品質な保存処理木材です。

従来品に比べて耐久性・耐候性・無毒性・加工性などに優れており、陸地から水中まで、幅広い用途に使用することができます。

世界遺産の補修工事にも採用された実績がありますので、公共施設や住宅に使用する高品質な保存処理木材をお探しの方は、ぜひエコアコールウッドの利用を検討してみましょう。

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